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バージョン: 3.5.2

CLI

Docusaurus は Web サイトの生成、サーブ、デプロイメントに役立つスクリプトのセットを提供しています。

Web サイトがブートストラップされると、Web サイトのソースにはパッケージマネージャーで呼び出すことができる Docusaurus スクリプトが含まれます。

package.json
{
// ...
"scripts": {
"docusaurus": "docusaurus",
"start": "docusaurus start",
"build": "docusaurus build",
"swizzle": "docusaurus swizzle",
"deploy": "docusaurus deploy",
"clear": "docusaurus clear",
"serve": "docusaurus serve",
"write-translations": "docusaurus write-translations",
"write-heading-ids": "docusaurus write-heading-ids"
}
}

Docusaurus CLI コマンド

Docusaurus CLI コマンドとその使用方法を以下に示します。

docusaurus start [siteDir]

Webpack Dev Server でローカルにサイトのプレビューをビルドして配信します。

オプション

名称デフォルト説明
--port3000開発用サーバーのポートを指定します。
--hostlocalhost使用するホストを指定します。たとえば、サーバーを外部からアクセス可能にする場合は、--host 0.0.0.0 を使用できます。
--locale使用するサイトのロケールを指定します。
--hot-onlyfalseHot Module Replacement を有効にして、ビルドが失敗した場合の代替手段としてページを更新せずにファイルの自動リロードを行います。詳細 こちら
--no-openfalseページをブラウザで自動的に開かないでください。
--config未定義Docusaurus 設定ファイルへのパス。デフォルトは [siteDir]/docusaurus.config.js です。
--poll [optionalIntervalMs]falseウォッチングが機能しない環境の代替手段として、ライブリロードを待機するのではなくファイルのポーリングを使用します。詳細 こちら
--no-minifyfalseJS/CSS バンドルを最小化せずに Web サイトを構築します。
情報

一部の機能 (たとえば、アンカーリンク) は開発では動作しないことに注意してください。機能は本番環境では想定どおりに動作します。

ネットワーク上での開発

リモートサーバーまたは VM (例: GitHub Codespaces) からポート 3000 を転送する場合は、0.0.0.0 で dev server を実行してローカル IP でリッスンすることができます。

npm run start -- --host 0.0.0.0

HTTPS の有効化

証明書を取得する方法はいくつかあります。例として、mkcert を使用します。

  1. localhost.pem + localhost-key.pem を生成するには、mkcert localhost を実行します。

  2. トラストストアに証明書をインストールし、ブラウザを再起動するには、mkcert -install を実行します。

  3. Docusaurus HTTPS 環境変数を使用してアプリケーションを開始します。

HTTPS=true SSL_CRT_FILE=localhost.pem SSL_KEY_FILE=localhost-key.pem yarn start
  1. https://localhost:3000/ を開きます。

docusaurus build [siteDir]

本番環境用にサイトをコンパイルします。

オプション

名称デフォルト説明
--dev完全な React エラーメッセージを含む dev モードで Web サイトを構築します。
--bundle-analyzerfalsewebpack バンドル アナライザー でバンドルを分析します。
--out-dirビルド現在のワークスペースを基準とした新しい出力ディレクトリの絶対パス。
--config未定義Docusaurus 設定ファイルへのパス。デフォルトは [siteDir]/docusaurus.config.js です。
--locale指定した言語でサイトを構築します。指定しないと、既知の言語はすべて構築されます。
--no-minifyfalseJS/CSS バンドルを最小化せずに Web サイトを構築します。
情報

CSS バンドルの高度な最小化には、高度な cssnano プリセット (いくつかの追加的な PostCSS プラグインと併せて) と、clean-css のレベル 2 最適化 を使用します。この高度な CSS 最小化の結果、破損した CSS が見つかった場合は、環境変数 USE_SIMPLE_CSS_MINIFIER=true でウェブサイトを構築して、既定の cssnano プリセット で CSS を最小化します。**CSS 最小化バグが発生した場合は、問題を記入してください。**

環境変数 SKIP_HTML_MINIFICATION=true で HTML の最小化を省略できます。

docusaurus swizzle [themeName] [componentName] [siteDir]

Swizzle でカスタマイズするテーマコンポーネント。

npm run swizzle [themeName] [componentName] [siteDir]

# Example (leaving out the siteDir to indicate this directory)
npm run swizzle @docusaurus/theme-classic Footer -- --eject

swizzle CLI はインタラクティブであり、swizzle プロセス全体をガイドします。

オプション

名称説明
themeNameswizzle 元のテーマの名前。
componentNameswizzle するテーマコンポーネントの名前。
--listスウィズリングに利用可能なコンポーネントを表示
--eject取り外しテーマコンポーネント
--wrapラップテーマコンポーネント
--danger内部の提供変更による差分のないコンポーネントを、ただちにスウィズリング
--typescriptTypeScript バリアントコンポーネントをスウィズリング
--configdocusaurus config ファイルへのパス。既定では [siteDir]/docusaurus.config.js
警告

内部の再構築 duetoによる重大な変更のリスクが高い、非推奨コンポーネント

docusaurus deploy [siteDir]

サイトを GitHub Pages でデプロイします。詳細についてはデプロイメントのドキュメントを参照してください。

オプション

名称デフォルト説明
--locale指定されたロケールでサイトをデプロイします。指定しない場合、すべての既知のロケールがデプロイされます。
--out-dirビルド現在のワークスペースを基準とした新しい出力ディレクトリの絶対パス。
--skip-buildfalse構築せずにWebサイトをデプロイします。これはカスタムデプロイスクリプトを使用する場合に便利です。
--target-dir.デプロイするターゲットディレクトリへのパス。
--config未定義Docusaurus 設定ファイルへのパス。デフォルトは [siteDir]/docusaurus.config.js です。

docusaurus serve [siteDir]

ローカルでビルドされたWebサイトを提供します。

名称デフォルト説明
--port3000指定されたポートを使用
--dirビルド現在のワークスペースに関連する出力ディレクトリの完全なパス
--buildfalse提供する前にWebサイトを構築します
--config未定義Docusaurus 設定ファイルへのパス。デフォルトは [siteDir]/docusaurus.config.js です。
--hostlocalhost使用するホストを指定します。たとえば、サーバーを外部からアクセス可能にする場合は、--host 0.0.0.0 を使用できます。
--no-openローカルではfalse、CIではtrueサーバーの場所にブラウザのウィンドウを開きません。

docusaurus clear [siteDir]

Docusaurusサイトの生成されたアセット、キャッシュ、ビルドアティファクトをクリアします。

バグを報告する前、バージョンのアップグレード後、またはDocusaurusサイトで問題が発生したときにこのコマンドを実行することをお勧めします。

docusaurus write-translations [siteDir]

翻訳する必要があるJSON翻訳ファイルを記述します。

既定では、ファイルはwebsite/i18n/<defaultLocale>/...に書き込まれます。

名称デフォルト説明
--locale<defaultLocale>翻訳したJSONファイルを書き込むローカルフォルダを定義します
--overridefalse既存の翻訳メッセージを上書きします。
--config未定義Docusaurus 設定ファイルへのパス。デフォルトは [siteDir]/docusaurus.config.js です。
--messagePrefix''翻訳されていない文字列を強調表示するために、各翻訳メッセージにプレフィックスを追加できます

docusaurus write-heading-ids [siteDir] [files]

明示的な見出しIDをサイトのMarkdownドキュメントに追加します。

名称デフォルト説明
filesプラグインで使用されるすべてのMDファイル見出しのIDを書き込むファイル。
--maintain-casefalse見出しのケースを維持します。それ以外はすべて小文字にします。
--overwritefalse既存の見出し ID を上書きする。